A.健康被害
内部被爆と外部被爆で症状に違いがあります.
被爆の確認→放射線は目に見えないので、被爆を確認するには放射線測定器が必要です.
国や自治体の指示に従い検診を受けて下さい
被爆が少量では症状が出ません.
大量に被爆すると毛が抜けたり、吐き気が出たり、ガンが出現することもある.
一度に100ミリシーベルトを浴びると、ガンになる確率が0.5%高まるとされている.
200ミリシーベルト以上を浴びると健康被害が現れるとされる.
その場合、口や鼻から吸い込む内部被爆では甲状腺ガン、肺ガンや白血病になる可能性もある.ただし発症までには
数年から数十年かかるとされる.
一方外部被爆では骨髄が傷害され、造血障害が現れたり、生殖機能の減退や白内障を起こすこともある.
現在の関東地方の放射線数値は低く、人体への影響はなさそうである.
B.ヨウ素剤
放射性ヨウ素とは放射性物質のひとつで原発の炉心から周囲へ拡散するおそれがあります.
気化しやすく、口や鼻から吸収されやすい.野菜などに付着したものは水洗いで大部分は取り除けます.
対処法としては、安定ヨウ素剤を24時間まえまでに飲んでおけば、放射性ヨウ素剤が体内に入っても
90%以上排泄できます.直前飲用では100%排泄されます
.
安定ヨウ素剤を服用する基準は放射性ヨウ素による100ミリシーベルトの被爆が予測される場合に限られる.
ただし一時的に甲状腺機能が低下することや、乳幼児では脳の発育を妨げる可能性もあり、
医師の処方箋が必要な薬です.被爆して2時間後までなら事前飲用と同じ効果がある.
一日経過してから服用しても効果はない.
妊婦や授乳婦は50ミリシーベルトの被爆で服用を勧めている.